この建物は、1921年（大正12年）自由学園の校舎として、アメリカが生んだ巨匠フランク・ロイド・ライト氏の設計により建設されました。
帝国ホテルの旧本館を設計した方と聞けばピンと来る方も多くいらっしゃると思います。

木造で漆喰塗りの建物は、中央棟（写真）を中心に左右に伸びた東西各棟を正対象に配置し、ライト作品の第1期黄金期の作風に見られる、高さを抑えた、地を這うようなたたずまいを特徴としています。

道路を挟んだ南西側にはライト氏の助手を務めていた遠藤新氏設計による大講堂が並び、19997年（平成9年）国の重要文化財指定を受けています。

現在、この施設は、ブライダル、コンサート、講演会と多くの方にご利用いただき、身近に歴史を感じられるところとして親しまれています。（今日は挙式前、撮影中の新郎新婦のいる光景をさりげなくパチリ！目を凝らして見なければ判らない？）